今回は「模写」についてまとめていきます。
イラスト作成にあたり必要となるのは「画力」といいますが、この画力向上には「模写」という手段をとる方も多くいらっしゃると思います。
私も小さなころから絵は描いていましたが、はじめはこの模写から始まったと思います(Jリーグのマスコットやポケモン、遊戯王カードなどよく模写してましたw)
この模写、特に人を描くためには「何を」模写するかが一つのポイントとなると思いますが、これにはいくつかポイント、難易度があると思いますので今回はそれらをご紹介していきます。
※私見多めなので参考程度に聞いていいただければと思います。
線の多さから考える模写の難易度
これは単純に線の多いもの(人)の模写が難易度の高いものとなっていくと思います。
線の多さはすなわち「情報の多さ」と考えることもできるかと思いますが、線が増える要素は
・服の複雑さ
・髪の毛の多さ、長さ
・リアルな表現かシンプルな表現か
あたりがポイントになると思います。
被写体を見てれば判断がつくことですのが、難易度の低い模写としてはシンプルな服・髪型でデフォルメされたイラストの模写から入ると無理なく模写できるかと思います。
人の向きから考える模写の難易度
別な視点で模写を考えてみます。
今度は人を描くときの被写体(人)の向きです。
人を描くときの向き(角度)をざっくりと考えると
・横向き
・前向き(後ろ向き)
・斜め
・下から上、上から下
などに分けることができると思います。
この向き、個人的には結構重要になるかと思います。
もちろん模写なので見ながら描けばどれも同じと言われればそうかもしれませんが、特に前向き(後ろ向き)や下から、上からなどの角度では「遠近感」が重要になる場合が多々あると思います。
遠近感については理解していただいている前提で話しますが、近ければ大きく、遠ければ小さくというこのバランスは模写でも結構手間取る課題かと思います。
一方ポーズにもよりますが、横向きなどは遠近感によるバランスというよりは脚や腕の長さ、体の各パーツの本来の大きさのバランスを学ぶことができます。
個人的な意見では
①横向き
②斜め
③前向き(後ろ向き)
④下から上、上から下
の順で難易度が分けられると思いますので、被写体を選択するときはそのあたりを念頭に置いて選択するといいかと思います。
被写体の複雑さから考える模写の難易度
これはおまけ程度での話となりますが、模写をする際の被写体は「イラスト」だけではないと思います。
「写真」を被写体としたときに当然イラストよりも難易度が高くなると思います。
なので被写体をイラストとするか写真とするか、これも一つの選択肢となりますので、まずはイラストから挑戦し徐々にリアルなイラスト、そして写真と進めていければより難しい模写に進めていけるかと思います。
一番はじめに話した線の多さにも通じますね。
まとめ
今回はいくつかの視点で模写の難易度を考えてみましたが、結局は「自分が描きたいものを描く」、これが上達への一番の近道かと思いますので、この記事が多少でも皆さんのお役に立てればと思います。
それでは。
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